朝目が覚めると
「なんじゃこりゃーっ」
身体が縮んでいた・・・
「小さいのと大きいの」
「うるさいよルシウスさ・・・」
横で眠っていたハリーが目を覚ました
「・・ん?」
自分の見た光景に信じられず目を見開いた。
横で眠っていたはずのルシウスが起きたら小さくなっていたからだ。
だが
「クス」
身体が小さくなったルシウスはその異様な事態を消してしまうほど可愛らしく、しかも少しなみだ目になっていたりした。
「何がおかしい!私が小さくなったのがそんなにおかしいのか!!」
笑ったハリーに屈辱を感じたのかいつものプライドの高い彼に戻ってしまった。
「そんなわけないよ。ごめんね」
と、ハリーもいつものように軽く彼を受け流した。
「で、こんな風になった心当たりは?たとえば誰かに呪いをかけられたとか」
「・・・心があたりがありすぎて逆に思い浮かばない」
「・・・」
真剣にそんなことをいうルシウスにハリーは頭が痛くなった。
だが気をとりなおし
「ま、でも今のところ体が縮んだだけで特別害の無い呪いのようだし今日一日様子みてみようよ」
「仕方ないな」
釈然としないながらもハリーの提案をのんだ。
「ねえルシウスさん。小さい身体ってどんな感じ?」
「どんなって・・・別に普段と変わらないが」
「へぇ、そうなの?じゃぁ、アレもそうなのかな」
「アレって?」
嫌な予感に後ずさりをするルシウス。
しかし小さくなったルシウスが逃げられるわけもなく、簡単にハリーに捕まってしまった。「別に痛いことしないよ。いつもやってることだよ」
耳元で淫靡にささやくハリーに、ルシウスは予感は的中したかとため息をついた。
「じゃぁまず服をぬいで」
命令口調でいうハリーに今度こそ怒ったルシウス
「なんで自分で脱がなきゃならんのだ!」
「だってボタンが小さすぎてつまめないんだもの」
にっこり言い返され何もいえなくなったルシウス。
「わかった」
結局素直に言うことを聞くあたりが、やはりハリーのことを少なからず想っている証拠である
「ほら脱いだぞ」
「ふーん」
息が身体にかかるまで近寄られ、凝視されたルシウスは羞恥に身をよじった。
「なんかほんとのお人形さんみたいだね」
確かに。小さくなったルシウスは年齢も少し若くなったのか肌がつやつやしていた。
そして手のひらにのるほど小さいルシウスをそっと抱き
「このまま寮に持って帰りたいよ」
とつぶやき頬にキスをした。
甘い言葉をささやかれ羞恥に顔が赤くなったルシウス。
「バカ」
照れ隠しに罵言を投げるルシウス。
だがその下半身は小さなモノが立ち上がりかけていた。
「小さいのにちゃんとたつんだね」
そんなルシウスの変化を見逃さずすかさず揶揄するハリー。
「じゃぁ一人でやってみせてよ」
「そんな」
「僕じゃきっと潰してしまうよ?それでもいいならやってあげるけど」
「でも」
「舌なら潰さないかもしれないけど・・・どうする?」
ルシウスに選択権はなかった。
「ちゃんと出てよかったね。あのままじゃ辛いもの」
手のひらでぐったりしているルシウスに笑いかけるハリー
「じゃ、このまま寝ようか。僕も明日は学校に戻らないといけないから早く寝ないとね」
「・・・うん」
身体をきれいに拭かれ新しいパジャマを着させられたルシウスは昨日と同じようにハリーの横で眠った |